マイホームの外壁に使う素材は絶対にこだわるべき!
家づくりのときに関心をもって決めたいのが外壁です。家の外観を決定づけるだけでなく、防音性や断熱性などの機能性をもつ素材を選べば、家の内部でもより快適な生活が実現します。見た目にはあまりこだわらないとの意見もあるようですが、入居して生活を始めてから後悔するかもしれません。おしゃれな見た目の外壁を選ぶことで好印象を与えたり、より暮らしやすくなるなら、これほど望ましいことはないでしょう。そこで代表的な外壁の素材の特徴を紹介します。
外壁の素材で普及しているのは、タイルとサイディング、ガルバリウムやモルタルになります。タイルで構成された外壁はリッチで華やかな雰囲気の仕上がりになります。昔の浴室などで頻繁に利用されていたタイルとは異なり、剥がれ落ちたりひび割れなどの傷にも強いのが特徴です。タイルの一枚ずつが高温で焼き固められているので耐久性が強く、気温の変化による劣化が少ないのもメリットです。メンテナンスも簡単で、汚れが付きやすい目地の部分のを定期的に手入れするだけで十分です。ただイニシャルコストがかさむのがデメリットです。もっとも長持ちでメンテナンスが簡単な点を考慮すれば、長期的にはリーズナブルな資材と評価する声もあります。
現在、外壁の主流になっているのがサイディング材です。サイディング材は素材が豊富でデザインやテクスチャーも異なるので、理想の雰囲気をかもしだすのも比較的容易です。断熱性や防音性などにも優れているので、夏場や冬場などの過酷な環境での生活を楽にしてくれます。工場で大量生産されたモジュールを現場で並べるだけなので、職人の技術力により仕上がりに差が出ることも想定する必要がありません。誰が施工しても一定の品質を確保できるうえに、ラインアップが豊富なので今いちばんの人気です。ただ目地の部分の劣化が早く、サイディング材も劣化するので定期的に交換工事が必要になるのはデメリットです。
ガリバリウム鋼板は見た目がスタイリッシュで、都会的な印象をあたえます。ガルバリウムは特殊なメッキ加工を施した金属素材です。腐食に強く防水性もあるので、汚れても簡単に水洗いできます。パーツにわかれていても継ぎ目が出来ないのも魅力です。
外壁といえばモルタルは定番素材の一つです。左官職人の手で仕上げるので、職人の技術さえ熟練していればデザインの自由度が高く、和風・洋風どちらの住まいでもマッチした仕上がりになります。ただモルタルは傷がついたりクラックが入りやすいのがデメリットです。