一条工務店で家を作る!特徴や評判を紹介

一条工務店は静岡県浜松市で工務店として創業しましたが、現在では全国展開しており、北海道や東北などの寒冷地域を中心に売上を順調に伸ばしています。業界第7位の規模を誇り、木造住宅に限定すれば第2位の実績を誇るので、もはやハウスメーカーと呼んだほうが実態を表しているといえそうです。寒冷地で人気が高いのは、気密性や断熱性を重視した家づくりを実践しているからです。
また設立当初から、地震に強い家づくりをコンセプトに掲げ、太陽光発電にも注視した事業展開を行っているのが特徴です。一条工務店が全国区のハウスメーカーに成長するきっかけになったのは、東日本大震災です。被害の大きかった東北地方では、機密性・断熱性に優れているのに加えて耐震性も強いという三拍子がそろったことが評判を呼び、急成長をとげました。
一条工務店は基本的に木造住宅の商品ラインナップが中心です。ツーバイ工法を主軸に断熱材・同社オリジナルの住宅設備などは全て自社グループの工場で開発生産を行っています。一条工務店で販売している住宅シリーズは、自社グループ生産で80%を占め、製品規格の均一化を促進しています。
一条工務店を特徴付けるのは免震住宅です。耐震性能を重要視する姿勢は設立以来一貫しており、東京大学などとの産学共同で、住宅の耐震性と耐久性を追及した住まい作りを実践してきました。
自社グループ工場生産の割合を高めることで、材料の調達価格を圧縮し、耐震性とコストカットの両立に成功しました。東日本大震災などで明らかになったのは、ガルやカインなどの地震の強さをあらわす数値が必ずしも実際の被害には比例しないことでした。耐震性をはかる上で大事なのは実際に建物を揺らすことです。そこで一条工務店では、三次元震動破壊実験施設を活用し、実際に揺らしてみることで、揺れにも強い免震住宅の開発に成功してきました。
ところでハウスメーカーの住宅展示場で目にするモデル住宅やその内部のインテリアの数々は、多くの人を魅了します。それもそのはず、実はオプションを配していたり、展示会のために特別の丁度などがあしらわれているので、モデルハウスのような仕上がりを夢見て契約すると、イメージとの落差に後悔することもあります。これに対して一条工務店ではモデルハウスと実際の仕上がりに大差はなく、イメージどおりの仕上がりになります。つまり標準仕様で十分性能が高い仕様になっているわけです。