一戸建てにあってマンションにはない優位性!

一戸建て住宅とマンション、いずれを選択するべきかはマイホームの購入を検討するにあたって大きな問題になります。分譲マンションは都市部やその周辺の交通アクセスが良好な場所に立地していることが多く、アーバンライフを堪能したい若い世代に人気です。最近では老後にあえて都市部のマンションに転居して、利便性の高い生活を志向する向きもマンションを選択することが増えているそうです。こういったトレンドがあるものの、やはり一戸建て住宅にはマンションにはない優位性があるのはたしかです。あらためて一戸建て住宅のメリットを確認しておきましょう。
まず一戸建て住宅は不動産として堅実な資産を得る点を指摘することができます。一般的に住宅ローンを設定することになり、長期間にわたってローンを返済する義務を追うことになるのは確かです。しかしローンを完済すれば、安定した資産価値をもつ不動産を所有することになるのです。建物のほうは減価償却されていくので、20年も経てば資産価値はほとんどなくなりますが、土地のほうは資産価値が大きく落ちることはありません。これに対して賃貸マンションでは、何十年支払っても所有者になることはないので、安定した資産を確保するメリットを享受できないわけです。
また生活の拠点をおくマイホームの視点で一戸建て住宅を分析すると、マンションにはない色々なメリットが明らかになります。生活していくと子どもが産まれたり、独立したり、親との死別や同居など、様々なライフイベントに遭遇します。その際リフォームが必要になることもあります。一戸建て住宅では間取りを含めたリノベーションも可能なので、自由度の高さを実感できます。これに対して分譲マンションでは、管理客や構造の問題でリフォームする範囲は限界があります。一戸建て住宅なら支障のない増築も、マンションではまず無理です。
ところで日常生活を送る上では移動手段が必要不可欠です。自動車を購入するにしても車庫証明が必須なので駐車場確保が課題になります。マンションであれば管理費とは別に駐車場料金を毎月のように負担する必要があります。これに対し一戸建て住宅では、狭い敷地であっても自動車一台分駐車できる程度のスペースを確保することが出来ます。当然のことながら敷地内に駐車場を設置するので、料金を支払うこともありません。一戸建て住宅には安定した資産価値と、自由度の高さ・駐車場確保など多くのメリットがあるといえます。